結論から言えば、ある程度の貯金があっても生活保護申請はできますが、多額でしたら却下されるでしょう。生活保護申請は自分の財産や収入では生活できなくなった人のためにあります。そのために、ある程度の貯金があれば、それを使って生活するように言われてしまうわけです。
生活保護申請は認可されるまで一か月ほどの時間がかかりますから、貯金がゼロになるまで申請できないとなると、生活がなりたちません。このために、一か月分の生活費の分程度の貯金なら、申請できると考えられます。生活費が二か月を切りそうなら、福祉事務所に相談してみると良いでしょう。もちろん、早めに相談するのも悪くはありません。
なお、注意点ですが、生活保護費の受給が始まっても、貯金があると、初回分は受給額が減額されるおそれがあります。貯金があるのだから、それを使いましょうと言うことです。二回目以降は満額受給されるのが基本なので、初回について気を付けておきましょう。
受給開始後にも注意点があります。保護費を使わずに沢山貯金をすると、打ち切りになる危険性があるのです。10万円ほどなら認められるようですが、慎重に考えましょう。自立資金のためなど正当な理由を用意しておくのが大切です。
近年、大きな地震や台風、大雨などの自然災害が頻発し、自宅を失ったり怪我を負って働けなくなるといった事態が他人事ではなくなりつつあります…
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